
スイスはヨーロッパの中央に位置し、ドイツ、フランス、イタリアの文化と言語が入り混じる多文化・多国語の非常に国際的な国です。中世の佇まいが今に残る美しい街並みやアルプス山脈に代表される壮大な大自然がある他、政治や経済は、先進諸国の中で最も安定した国のひとつです。治安がよく、清潔な町や山々を快く歩くことができ、国際色にも富んでいる上、金融のメッカで、医療や精密機器のテクノロジーやサイエンスの最先端を行く国、それがスイスです。お子さまが学業に励む上で、これほどすばらしい環境はありません。
そんな場所に世界が注目するインターナショナル・ボーディングスクールがあることをご存じでしょうか?
王侯貴族や富裕層の子弟が集まる名門校としてル・ロゼの名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
インターナショナル・ボーディングスクールは和訳すると、「国際寄宿学校」で、寮を構えた学校のことです。多い所では、100を超える国籍の生徒が在籍し、世界中から集う子どもたちが同じキャンパスで学び、敷地内にある寮で生活を共にします。寮では、寮父母や教職員が住み込みで常駐しており、子どもたちの成長を多方面からサポートし、自立心を促します。
学校の多くは、「全人教育」を掲げており、詰め込み式の机上の学業だけに力を入れるのではなく、教育やスポーツ、芸術・文化面において、お子さまの能力を引き出しながら、才能を開花させるサポートを行います。設備やプログラム、教師も一流のため、年間の学費・寮費は世界一の高さですので、誰しもが入学できる訳ではありません。お子さまの教育にそれだけ資金を投じることができるご家族のみが対象となることから、スイスの国際寄宿学校に留学させることは、一種のステータスと言えるでしょう。
ル・ロゼ以外にもそれぞれに特徴を持った年少から高校生までを受け入れる学校が、大小含めスイス国内に数十校あり、その大半は、フランス語圏に集中しています。高校課程を終了後、多くの生徒は、イギリスやアメリカの名門校や、生徒の出身国の大学に進学します。言わば、そこに至るまでの通過の時期として、環境が万全に整っているスイスに子女を送り込むのです。
各学校では、年間を通じて、ご家族が参加できるイベントも用意されており、そこに集うことで、親同士の結び付きもできていきます。卒業後には、毎年のように同窓会が開催され、学校を離れてからも生徒や親同士の交流が継続していきます。
例えば、ある生徒が「障害馬術を練習したい」と申し出た場合、学校側は、すぐにレッスンをスケジューリングしてくれます。また、馬を持ち込む場合は、馬が飼える場所の確保などにも対応します。この他、ハープなどの特殊楽器を教える講師の手配や身近な例では、個別日本語レッスンの手配なども行います。また、生活面では、常駐の看護師がおり、24時間体制でお子さまの健康を見守り、病院や歯科医などの予約及び同行もします。 *対応内容は、学校によって異なります。
どの学校も英語は、基本言語となりますが、それ以外にフランス語やドイツ語などで学ぶカリキュラムも用意されています。また、多国語国家のスイスでは、学校が位置する言語圏により、校外に出た時に耳にする言語が違い、英語以外の言語を習得できる環境もあります。入学当時に語学力が乏しくても、ESL(母国語が英語やフランス語でない児童生徒のためのサポート授業)は、しっかりと準備されています。
最年少では、3歳から寮生として受け入れられており、低年齢に特化した学校(3歳~中学まで)もあります。親元を離れ、3歳から安心して寮生活が送れる環境は世界でも稀と言えます。低年齢で留学すると、語学や多人種に対する意識の壁が低く、寄宿学校の環境に馴染みやすく、ネイティブのマルチリンガルになれる可能性が高い点は、メリットとして挙げられます。ホームステイとは違い、誰かの家庭のお世話になる訳ではなく、寮専属職員がお子さまのお世話をし、同じ年齢、性別の子供たちと寝食を共にすることで、児童生徒同士の結びつきが深まる他、親元から離れることで、より自立心が高まります。
高校生のレベルになると、各国の学術プログラムを選択する必要があります。学校によりIB(国際バカロレア)、イギリス式、アメリカ式、フランス式、スイス式のディプロマ取得の選択肢があります。将来進みたい分野や進学を希望する国及び大学で通用するプログラムを選ぶことがとても重要です。
ル・セルヴァンでは、現地在住の日本人スタッフが、2週間から参加できるサマースクール・ウィンターキャンプや学期中の体験留学の手配、志望校の学校訪問アレンジ・同行、実際に留学される際の入学手続きから留学中の現地サポートなどを行っております。この他、将来のお子さまの海外留学について検討されているご家族のご相談も随時承っておりますので、まずは、お気軽にお問い合わせください。